こんにちは(*^-^*)
ちだ歯科クリニックの大塚です。
みなさん「虫歯はうつるの?」と疑問に思ったことはありませんか?
「虫歯はうつる」と聞いて不安に思う方も多いと思います。
今回はそんな疑問を解決していきます!
1.虫歯はうつる?
虫歯自体はうつることはありません。
正確には、虫歯の原因となる「虫歯菌」が人から人へうつることがわかっています。
虫歯菌は、唾液の中やお口の汚れ(プラーク)の中に潜んでいます。
2.うつるのは虫歯菌
実際にうつる(感染)するのは、「虫歯菌」です。
虫歯菌は唾液を介して感染します。また、虫歯菌がうつったからといって、確実に虫歯になるというわけではありません。
むし歯菌の存在に加えて間食や歯磨きの習慣、生活習慣などの条件が関わってはじめて発病します。
3.虫歯菌が感染しやすい時期
生まれたばかりの赤ちゃんのお口の中には虫歯菌はいません。
虫歯菌は硬い面にくっつく特徴があり、大きくて溝が深い乳歯の奥歯が生えてくる1歳半頃から3歳頃が一番感染しやすい時期だと言われています。
◎感染の時期は、2歳までが大きな影響を及ぼすといわれています。
また、2歳までに感染した場合その後のむし歯の重症度が高くなるそうです。
まずは2歳までに感染させないことがポイントです。
◎虫歯菌の感染は、基本的には家族内で感染します。
赤ちゃんを育てている「保育者」のお口の中のむし歯菌が多ければ多いほど、感染の機会が多ければ多いほど、うつりやすいと言われています。例えば、お母さんのお口の中に虫歯菌が多い場合で、噛み与えをしたり、スプーンを一緒につかったりすると虫歯菌が赤ちゃんのお口にうつってしまいます。
◎成人でもうつるの?
成人してからの虫歯菌の感染は少ないことがわかっています。
これは、お口の中の虫歯菌が成人までにある程度決まってしまうからです。
4.歯周病菌も人から人へうつる
歯周病菌は、親子間や異性との長期的な付き合いの中で感染することがあります。
ほとんどの歯周病菌は唾液によって流されていきますが、自分の口の中に歯周病菌が住みやすい環境であったら歯周病菌はうつりやすいです。
虫歯菌がうつらないための予防方法として、定期的な歯科検診や毎食後の歯磨きが大切です!また、虫歯菌が多いという方は食生活の改善や日頃の歯磨きの見直し、キシリトールを取り入れるなどの対処法が必要です!
むし歯は「感染症」であり、「生活習慣病」で「虫歯の菌」が感染するものです。
そして、予防することによって防げる病気だということもわかっています。
私たちも虫歯予防のお手伝いが出来ればと思っています!
お口の中で気になることがあれば、ぜひ聞かせてください(*^-^*)