インプラントで若返って見える?インプラント治療による見た目の変化について解説
2025/3/4
これまでインプラントコラムで解説してきたように、インプラント治療は現在の歯科治療では有効な治療法の一つになりつつあります。
しかし、インプラント治療のメリットは、歯並びが美しくなることや、しっかり噛めるようになることだけではありません。実は、見た目の若返りにも効果が期待できるという意外な側面があるのです。
そこで今回は、インプラント治療がもたらす見た目の変化についてご紹介します。
老け顔に見えるのは歯が原因かも
最近、鏡を見て「顔が老けたな…」「なんだか急に年を取ったみたい…」と感じることはありませんか?
年齢を重ねれば見た目が変わるのは自然なことですが、もしかするとその原因は「歯」にあるかもしれません。意外に思われるかもしれませんが、歯の状態は顔の印象に大きく影響します。
歯の治療によって若々しい印象を取り戻せる方もいらっしゃるほどです。
老人性顔貌(ろうじんせいがんぼう)とは
老人性顔貌(ろうじんせいがんぼう)という言葉があります。 これは、歯科大学で補綴(ほてつ:入れ歯やクラウン・ブリッジ・インプラントなどで歯を補う治療)を学ぶ際に使用する専門用語です。
皆さんが一般的にイメージされるお年を召された方の顔は、口元の深いシワ、薄くなった唇、への字に下がった口角などといったところではないでしょうか?
まさに皆さんのイメージした顔が老人様顔貌です。これらは加齢によって自然に現れることもありますが、歯の状態が大きく影響している場合もあるのです。
なぜ歯が老け顔の原因になるの?
なぜ歯が原因で顔が老けて見えてしまうのか、いくつか理由を挙げて説明しましょう。
例えば、前歯を抜いてしまった場合を考えてみましょう。横から見た時の唇の張りは上下とも前歯によって支えられています。その支えがなくなると、唇は内側に引っ込み、ボリュームが失われます。その結果、唇の赤い部分が目立たなくなり、寂しい印象になってしまうのです。
また、奥歯がすり減ったり失われたりした場合は、噛み合わせの高さが低くなります。すると、口元のシワ(ほうれい線など)が深くなり、口角が下がりやすくなります。口角が下がると、への字口になり、より老けた印象を与えてしまうことになります。
このように、歯のトラブルは見た目に大きく影響する可能性があり、年齢以上に老け顔に見えてしまう可能性が出てきます。
インプラント治療によるお顔の変化
ではここからは、インプラント治療によって一体どのような変化がお顔に生じるのか見ていきましょう。
ほうれい線が薄くなる
年齢を重ねるにつれて深くなるシワの代表格であるほうれい線。ほうれい線が目立つのは、肌のハリを保つコラーゲンやエラスチンが減少し、表情筋が衰えることが原因です。
さらに、前歯がすり減ることで唇を支える力が弱まり、ほうれい線がより目立ちやすくなることがあります。
インプラント治療により、適切な前歯の位置や高さを再現することで、唇へのサポートが回復すると、ほうれい線が目立たなくなる効果が期待できます。
顔のバランスが整う
歯は体の中で最も硬い組織ですが、食事や歯磨きによって少しずつすり減っていきます。奥歯がすり減ると、噛み合わせの高さが低くなり、顎が前に突き出たような印象になったり、口角が下がったりすることも出てきます。
インプラント治療をすることで、奥歯の噛み合わせの高さを取り戻せると、顔全体のバランスを整えることができます。
また、顎の位置が正しい位置に戻ることで、顔が面長に見えたり、フェイスラインがシャープに見える効果も期待できます。
インプラントの種類と顔の印象への影響
インプラント治療には、これまでインプラントコラムで取り上げてきたとおり、いくつかの種類があり、それぞれ顔貌に与える影響が異なります。
例えば、一本ずつ歯を失った箇所に個別にインプラントを埋入する方法と、多くの歯を失った方や総入れ歯を使用している方向けのオールオン4と呼ばれる治療法があります。
一本ずつインプラントを埋入する方法は、天然歯に近い自然な仕上がりを重視する場合に適しています。周囲の歯や骨への負担を抑えながら、見た目の美しさを追求できるでしょう。
一方、オールオン4は、4~6本のインプラントを顎に埋め込み、それを土台として複数の連なった人工歯を固定する治療法です。顎の骨が大幅に吸収されている場合にも適用できることが特徴で、口元のボリュームを取り戻し、顔全体のバランスを整える効果が期待できます。
失われた歯が多いほど、見た目の変化を実感しやすいでしょう。また、入れ歯からオールオン4に変えることで、口元のたるみやほうれい線が目立たなくなるケースもあります。気になる方は、インプラントオフィス大通のオールオン4のフォームより、お問い合わせください。
インプラント治療後のお顔の印象を維持するために
インプラント治療によって得られた若々しい印象を長く維持するためには、治療後の丁寧なケアが欠かせません。ここでは、インプラントを長持ちさせ、顔の印象を維持するために重要な3つのポイントを紹介します。
定期メンテナンスを受ける
コラムでもお伝えしたように、定期的なメンテナンスは、インプラントを長持ちさせるための基本です。三ヶ月から半年に一度は、インプラントの状態や噛み合わせ、周囲の歯ぐきの状態などをチェックしてもらいましょう。
インプラントオフィス大通では、インプラント治療はもちろん、その後の丁寧なメンテナンスも提供していますので、安心してお任せください。
噛み合わせへの配慮
例えば、食いしばりや歯ぎしりの癖がある場合は、就寝時にナイトガード(マウスピース)を装着するなど、インプラントや他の歯への負担を軽減する対策を講じましょう。
また、噛み合わせに問題がある場合は、早めに歯科医師に相談し、調整してもらうことをおすすめします。
日々の食生活では、硬すぎるものばかりを食べたり、片側の歯ばかりで噛んだりしないようにバランスの取れた食事を心がけることが大切です。
正しい姿勢を心掛ける
意外に思われるかもしれませんが、姿勢も重要です。姿勢が悪い状態が続くと、顎の位置がずれ、噛み合わせにも悪影響を及ぼすことがあります。
日頃から正しい姿勢を意識し、長時間同じ姿勢でいることを避けるようにしましょう。デスクワークが多い方は、定期的に休憩を取り、ストレッチなどで体をほぐすことをおすすめします。
インプラント治療でお顔の印象アップ
お顔とお口の中は切っても切り離せない関係にあります。歯を失ってお口の中のバランスが崩れると、口元のハリが失われ、シワやたるみが目立ちやすくなるなど、いわゆる「老け顔」に見えてしまうことがあります。
それを防ぐためには、日頃からの丁寧な歯磨きや歯科医院での定期的なメンテナンスが非常に重要ですが、すでに歯を失ってしまった場合には、適切な状態を取り戻すための有効な手段としてインプラントがあります。
インプラントオフィス大通では、医療法人社団千仁会のインプラント専門医が多く在籍し、口腔内の状況に加え、患者さま一人ひとりの顔立ちや骨格も考慮したうえで、インプラント治療を提案しています。
お口の中が最適な状態になることは、お顔の印象アップにも役立ちますので、札幌大通エリアでインプラント治療をお考えの方は、ぜひインプラントオフィス大通にご相談ください。